シャッターから異音が聞こえたとき、「少し音が大きくなっただけ」と放置するのは危険です。
シャッターの異音は部品の劣化や損傷を知らせる重要なサインで、原因ごとに適切な対処法が異なります。
また、不具合を放置すれば修理費用の増加や落下事故のリスクが高まるため、早めの対応が肝心です。
本記事では、シャッターの異音が発生する主な原因と自分でできる対処法、専門業者への依頼が必要なケースなどを詳しく解説します。
なお、修理業者探しにお困りの際は、専門業者マッチングサービス「シャッターマッチ」への無料相談もあわせてご活用ください。
目次
シャッターから異音が発生する6つの主な原因

シャッターから異音が発生する主な原因は以下の6つです。
- 潤滑油の劣化・不足によるきしみ音
- スラットのズレ・変形による摩擦音
- ガイドレールへの異物混入・サビの蓄積による引っかかり音
- スプリングシャフトの劣化・損傷による異音
- 電動シャッターのモーター・チェーン劣化による機械音
- ボルト・ブラケットの緩みによる振動音
シャッターの異音は、発生箇所や音の種類によって原因が異なります。いずれも放置すると症状が悪化しやすいため、早めの対応が重要です。
それぞれの特徴について詳しく解説します。
潤滑油の劣化・不足によるきしみ音
シャッターの巻き取りシャフトやスプロケットに塗布されたグリスは、経年劣化によって固化します。
グリスが固化すると部品同士の摩擦が増し、「キーキー」ときしみ音が生じるのが特徴です。
また、ガイドレールの潤滑油は風雨や気化で徐々に消耗し、油切れが進むとサビが発生して異音がさらに悪化します。
シャッターのきしみ音は油切れの初期段階で「キーキー」と高い音で始まり、放置するにつれて「ギーギー」と重い音に変化します。
症状の悪化を防ぐためには、シャッターの異音に気づいた段階で早めに潤滑油を補充したり交換したりするのが大切です。
スラットのズレ・変形による摩擦音
スラットはシャッター本体を構成するじゃばら状の金属板で、左右にズレると開閉のたびにガイドレールへ強くこすれます。
このこすれが、「ゴリゴリ」や「ギギギ」のような摩擦音の直接的な原因です。
車や荷物がぶつかって生じたスラットの変形を放置したまま使用すると、ズレが進行して摩擦音がさらに大きくなります。
シャッターのスラットの異音は放置するほど悪化しやすいため、早めの対処が重要です。
各スラットの横並びに不均一や傾きが見られる場合はDIYでの調整が難しいため、使用を中止して専門業者への相談をおすすめします。
ガイドレールへの異物混入・サビの蓄積による引っかかり音
シャッターのガイドレール内部には屋外から砂・小石・木の葉・虫の死骸などが入り込みやすく、スラットとの間で摩擦が生じて引っかかり音の原因になります。
湿気や雨が直接当たる環境ではサビが付着しやすく、摩擦抵抗が増して開閉時の引っかかり音が大きくなるのが特徴です。
シャッターのガイドレールに見られる汚れや軽度のサビは、清掃と潤滑で改善できる場合が多く、定期的なメンテナンスが予防につながります。
ただし、深刻な変形や腐食が認められる場合は、専門業者への依頼が必要です。異物の混入を防ぐためにも、定期的なレール内の清掃を習慣化すると良いでしょう。
スプリングシャフトの劣化・損傷による異音
スプリングシャフトはシャッターを巻き上げるバネ部品で、劣化すると回転にムラが生じて「ガタガタ」や「ギシギシ」のような不規則な異音が出やすくなります。
バネが完全に切れると重量のあるシャッターが急落下して、人や車に深刻な損傷を与えるためとても危険です。
スプリングに起因するシャッターの異音では「バキッ」「ゴトゴト」のような衝撃音が予兆として現れます。
この音が聞こえたら直ちに使用を中止し、速やかに業者へ連絡してください。
なお、スプリングシャフトの交換は高い事故リスクを伴う専門作業のため、十分な技術と経験を持つ専門業者への依頼が必要不可欠です。
電動シャッターのモーター・チェーン劣化による機械音
電動シャッターのモーターは、使用年数が長くなると内部部品が摩耗し、通常の作動音より大きなうなり音や不規則な機械音が発生します。
チェーンやベルトが伸び・弛むと歯飛びや引っかかりが生じ、「ガタンガタン」や「ガラガラ」のような周期的な衝撃音が出るのが特徴です。
電動シャッターのモーター異音を放置すると駆動力が伝わらなくなり、シャッターが動かなくなる恐れがあります。
こうした事態を避けるためにも、異音が気になり始めたら早めの点検が重要です。
モーター・チェーンの部品交換は専門知識が必要な作業のため、専門業者への依頼を検討してください。
ボルト・ブラケットの緩みによる振動音
シャッターを固定するボルトやブラケットが緩むと、開閉時の振動が増幅されて「ガタガタ」や「バタバタ」とうるさい音が発生します。
また、ガイドレール内部の樹脂・ゴム製消音材(ライナー)が劣化すると、音の吸収機能が低下するため、シャッターの動作音が大きくなります。
ボルトの増し締めのように軽微な作業は自分でも対応できますが、必ずシャッターを停止させた状態で安全を確認してから行ってください。
もし、作業後も音が改善しない場合は、専門業者への相談をおすすめします。
手動シャッターと電動シャッターの異音原因の違い

手動シャッターと電動シャッターの異音原因の違いを解説します。
- 手動シャッターの異音に多い原因と特徴
- 電動シャッターの異音に多い原因と特徴
手動シャッターと電動シャッターでは、異音の発生原因や対処の難易度が大きく異なります。手動・電動の違いを把握しておくと、異音が発生した際の初動がスムーズです。
手動シャッターの異音に多い原因と特徴
手動シャッターの異音原因は、主にスプリングシャフト・ガイドレール・スラットの物理的な摩擦・劣化であり、電気系統の故障は含まれません。
バネの張力低下で開閉が重くなり、無理な操作を続けるとスラットとレールの摩擦が増してきしみ音が悪化しやすくなります。
手動シャッターの異音原因の多くは、グリスアップや清掃などのメンテナンスで改善するケースが多く、電動シャッターと比べて修理費用を抑えやすい点が特徴です。
また、日常的なメンテナンスで異音そのものを防止できるため、定期的なグリスアップや清掃を実施しましょう。
電動シャッターの異音に多い原因と特徴
電動シャッターはモーター・チェーン・制御基板などの電気・機械系統が加わり、物理的な摩擦音と機械音が重なるため、異音の種類が多様なことが特徴です。
開閉の開始時・終了時だけに音が出る場合は制御系の不具合、動作中に断続的に音が出る場合は駆動部の摩耗が疑われます。
電動シャッターの修理は感電・誤作動のリスクがあり、手動タイプと比べて専門業者への依頼が必要な可能性が高まります。
また、電動シャッターの異音原因は特定が難しいケースも多いため、早めに専門業者へ相談するのがおすすめです。
シャッターの異音を放置する4つのリスク

シャッターの異音を放置する主なリスクとして、以下の4点が挙げられます。
- 部品の摩耗が連鎖して修理費用が大幅に増加する
- 突然動かなくなり開閉不能になる
- スプリング破断・落下事故などが発生する
- 近隣住民との騒音トラブルに発展する可能性がある
シャッターの異音を放置すると、さまざまな問題が生じます。いずれも深刻な事態につながる可能性があるため、早めの対応が重要です。
ここでは、各リスクについて詳しく解説します。
部品の摩耗が連鎖して修理費用が大幅に増加する
シャッターは各部品が連動する構造のため、1ヶ所の不具合を放置するとモーター・レール・スラットへと摩耗が連鎖します。
初期段階なら調整・部分修理で対応できた箇所でも、放置によって複数部品の同時交換が必要になり、費用が数倍になるケースも珍しくありません。
異音が出始めた段階で修理すれば費用を数万円程度に抑えられる可能性がありますが、故障箇所が拡大すると修理費用が数十万円になる場合もあります。
修理コストを安く抑えたい方は、「音が少し大きくなった」と感じた段階で専門業者による点検を受けるのがおすすめです。
なお、電動シャッターの耐用年数や寿命を伸ばすポイントを知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
突然動かなくなり開閉不能になる
シャッターの異音が続く状態で使用を続けると、開閉途中でシャッターが止まる・動作が不安定になるなど、日常使用に支障が出るリスクが高まります。
たとえば、ガレージシャッターが急に動かなくなると車の出し入れができず、緊急修理が必要になり費用が割高になるでしょう。
また、シャッターが完全に開閉不能になると、業者が来るまでガレージや倉庫の利用ができなくなる可能性もあります。
異音に気づいた段階で早めに対応すると、日常生活に支障が出る事態を避けつつ、修理・メンテナンスのトータルコストを削減できます。
スプリング破断・落下事故などが発生する
劣化したスプリングシャフトが破断すると、重量のあるシャッターが突然落下して人や物に深刻な損傷を与える危険があります。
「バキッ」「ゴトゴト」のような衝撃音はスプリング破断の予兆であるケースが多いため、気づいたら直ちに使用を中止しましょう。
また、動作が不安定になってくると、シャッターが落下するリスクがさらに高まります。
スプリングの破断は突然発生するため、シャッターから聞こえる異音は重要なシグナルであると認識しておくべきです。異音が出た段階で、速やかに専門業者へ相談してください。
近隣住民との騒音トラブルに発展する可能性がある
深夜・早朝の大きな開閉音やバタつき音はストレスを与えたり、近隣住民の睡眠を妨げたりするため、騒音トラブルの原因になる場合があります。
住宅密集地ではシャッターからの異音が響きやすく、自分では気づかないうちに迷惑をかけているケースも少なくありません。
とくに都市部の住宅密集地では、シャッター音がトラブルに発展しやすいため、定期的なメンテナンスをおすすめします。
【DIY】シャッターから異音が発生したときの対処法

シャッターから異音が発生したときに自分でできる対処法は、主に以下の3つです。
- ガイドレール・スラットの清掃
- シリコン系潤滑スプレーによる注油
- スラットのズレ・傾きの目視確認
まず、ガイドレールとスラット表面の砂・汚れ・サビを乾いた布やブラシで丁寧に除去してください。清掃だけで異音が改善するケースも多いため、まずは清掃から試みましょう。
次に、シリコン系潤滑スプレーをガイドレール内側に吹き付けて油切れを解消します。
なお、CRCスプレーはホコリを吸着したり、グリスを流したりする恐れがあるため、使用は避けるべきです。
最後に、スラットが均一に並んでいるかを目視でチェックします。ズレや傾きが確認できたら使用を中止して業者へ相談してください。
また、バネ(スプリングシャフト)やモーター・制御基板に触れるのは危険です。事故リスクを伴う作業は、専門業者に依頼しましょう。
シャッター専門業者に相談すべき異音・症状

以下の異音・症状が見られる場合は、速やかに専門業者へ相談してください。
- 「バキッ」「ゴトゴト」のような衝撃音が発生する
- 異音に加えて途中停止・引っかかりなどの動作異常が重なる
- グリスアップや清掃でも異音が収まらない(または繰り返す)
- 設置から10年以上が経過しており異音が発生している
「バキッ」「ゴトゴト」のような衝撃音はスプリング破断の予兆である可能性が高いため、聞こえたら直ちに使用を中止して業者へ連絡しましょう。
途中停止・引っかかりなど動作異常が重なる場合は、複数箇所に不具合が及んでいる恐れがあります。
また、グリスアップや清掃を行なっても異音が止まらない場合は、内部部品の損傷が疑われます。
設置から10年以上が経過したシャッターは、複数箇所で劣化が進んでいる可能性が高いため、異音が聞こえたら早めに専門業者による点検を実施してください。
なお、シャッター専門業者の選び方や修理費用の目安は、以下の記事で詳しく解説しています。
シャッターの異音でお困りの際は「シャッターマッチ」をご利用ください!

「シャッターマッチ」はシャッターの修理・交換に特化した専門業者マッチングサービスです。
全国対応の提携業者ネットワークを持ち、各地域の優良業者を素早く紹介するため、急なトラブルにも迅速に対応できます。
また、シャッターマッチを通じて依頼した業者であれば、対応の質や実績を事前に確認できるため、初めて業者を利用する方にも安心です。
見積もり・相談はすべて無料で、複数業者の費用比較も可能です。シャッターの異音でお悩みの方は、お気軽にシャッターマッチへご相談ください。
シャッターマッチ経由の修理事例を紹介

シャッターマッチ経由でご依頼いただいた修理事例を紹介します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 症状 | 電動シャッターが上がるが下がらない |
| 原因 | ・リミッターの不具合 ・下降動作が正常に認識されていない状態 |
| 作業内容 | ・既存部品の状態確認 ・リミッターの交換・動作確認 |
| 費用 | 44,000円 |
三和製の電動シャッターで「上がるが下がらない」症状が発生し、シャッター修理のご依頼をいただいた事例です。
現地調査の結果、開閉位置を制御するリミッターの不具合により、下降動作が正常に認識されていない状態であることが判明しました。
安全面に配慮しながら既存部品の状態を確認した上で、リミッターを交換しました。
交換後は上下ともに安定して動作するようになり、スムーズな開閉ができる状態に改善しています。
お客様からは「夜もシャッターを閉められず不安で相談しました。不具合の原因をわかりやすく説明していただき、作業内容の説明も丁寧で安心できました。修理後は普段どおり使えるようになってほっとしています。」との声をいただいております。
シャッターの異音に関してよくある質問

シャッターの異音に関してよくある質問をまとめました。
- シャッターの修理費用はどのくらいかかりますか?
- シャッターのバタつき防止に役立つアイテムは100均で購入できますか?
- 賃貸物件のシャッターが風でガタガタうるさい場合はどうすべきですか?
ここでは、よくある質問に回答していきます。
シャッターの修理費用はどのくらいかかりますか?
シャッター異音の修理費用の相場は、修理内容によって大きく異なります。清掃・注油などの軽微な作業は1万〜2万円が目安です。
スラット調整は1.5万〜3万円、スプリングシャフト交換は7万円〜、電動モーター交換は12万〜35万円が相場で、シャッターの大きさやメーカーによっても変動します。
また、費用は業者・シャッターの種類・設置環境・緊急度などの要因でも変わるため、複数業者から相見積もりを取ることをおすすめします。
なお、シャッター修理の費用相場を詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
シャッターのバタつき防止に役立つアイテムは100均で購入できますか?
100均やホームセンターで購入できるゴム板やプラスチック製段ボールなどが、バタつき防止に役立ちます。
これらの緩衝材をスラットとシャッターケースの隙間に詰めると、風によるシャッターのガタガタ音を軽減できます。
ただし、開閉時には取り除かないと引っかかりや巻き込みの原因になるため、使用の際は十分な注意が必要です。
また、根本的な解決を望む場合は、専門業者に相談するのがおすすめです。
賃貸物件のシャッターが風でガタガタうるさい場合はどうすべきですか?
賃貸物件のシャッターは設備扱いのため、まず管理会社・大家に連絡して対応を依頼するのが基本な手順です。
管理会社の許可なく業者を手配すると、トラブルになる可能性があるため注意しましょう。
緊急で対応する場合は、緩衝材を設置すれば音を軽減できます。しかし、自分で対応できる範囲は限られているため、管理会社・大家へ早めに相談するのがおすすめです。
シャッターから異音がしたら原因を特定して早めの対処を

シャッター異音の主な原因には、潤滑油の劣化や異物混入のほか、スプリングの劣化、モーターの故障などが挙げられます。
ガイドレールの清掃やシリコンスプレーの注油で改善するケースもありますが、バネやモーターなどの修理は専門的な知識が必要なため、シャッター業者に相談しましょう。
異音を放置すると故障箇所が拡大し、修理費用が膨らんでしまうことも少なくありません。
また、修理費用は数万円から数十万円と幅広いため、複数業者への相見積もりで適正価格を確認するのがおすすめです。
シャッターの修理業者選びにお困りの方は、全国対応の「シャッターマッチ」をご活用ください。
口コミや施工事例を事前に確認した上で業者を選べるため、初めて修理を依頼する方も安心です。
シャッターの異音でお困りの方は、シャッターマッチへお気軽にお問い合わせください。