DIYでシャッターを電動化|費用の目安と注意点まとめ

シャッター修理
投稿日2025年5月15日 更新日2025年6月5日
DIYでシャッターを電動化|費用の目安と注意点まとめ

毎日のシャッターの開閉に不便を感じていませんか?手動シャッターは重く、天候によっては操作もひと苦労です。そこで注目されているのがシャッターの電動化です。本記事では、DIYや業者依頼それぞれの費用や方法、安全面での注意点までをわかりやすく解説します。快適な暮らしの第一歩として、ぜひ参考にしてください。

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手動シャッターを電動化する方法

手動シャッターを電動化する方法

手動シャッターを電動化する方法は、大きく分けて「全交換」「業者依頼」「DIY」の3種類があります。どの方法にも費用や施工の手間、安全性などに違いがあり、自分に合った選択が大切です。それぞれの特徴を踏まえて、最適な方法を検討しましょう。

手動シャッターを電動シャッターに全交換する

利便性や耐久性を重視するなら、シャッターの全交換が効果的です。モーターだけでなくシャッターボックスやスラットもすべて新しくなるため、動作がスムーズで静音性や防犯性も高まります。

また、古いシャッターでは電動化できない場合もあるため、交換が唯一の選択肢となるケースもあります。費用は他の方法に比べて高額ですが、トラブルの少ない快適な使用感が得られるでしょう。

手動シャッターの電動化を業者に依頼する

既存のシャッターを活かしたい方には、業者による電動化工事がおすすめです。シャッターケースにモーターを後付けする方法で、全交換よりも費用を抑えられます。専門業者なら施工品質も高く、施工ミスの心配も少ないため、安心して任せることができます。また、見積もりを複数とって比較することで、費用面でも納得のいく業者選びが可能です。

電動化用キットをDIYで取り付ける

DIYに慣れている方なら、市販の電動化キットを使って自分で取り付ける方法もあります。費用はキット代だけで済むため、他の方法と比べて格安です。

作業としては、シャッターケースの開閉、巻き取りシャフトの設置、電源の接続などがあり、ある程度の工具と技術が求められます。時間と労力はかかりますが、手間を惜しまなければ予算を大きく抑える手段として効果的です。

シャッターを電動化するメリット

シャッターを電動化することで、暮らしの快適性が大幅に向上します。力を使わずに開閉できるため日常動作の負担が減り、防犯性や静音性などの機能面のメリットも充実しています。さらに、スマートホームと連動させれば自動開閉や遠隔操作も可能になり、利便性が格段に高まるでしょう。

開閉作業の負担軽減

シャッターを電動化すれば、スイッチ一つで開閉できるようになり、毎日の作業がとても楽になります。手動では力が必要になり、また天候によっては外に出るなどと不便が多いですが、電動化によりそれらのストレスが一掃されます。

特に高齢者や体力に不安のある方にとっては、無理なく扱える点が大きなメリットです。日常の動作を快適にするなら、電動化はとても効果的です。

防犯性の向上

電動シャッターは手動に比べて外部からの侵入が困難な構造になっており、防犯性を高める効果があります。開閉は電動制御されているため、物理的にこじ開けることが難しく、侵入の抑止力になるでしょう。

加えて、閉め忘れ防止機能や遠隔での操作確認など、機能面でも安全性が充実しています。空き巣対策や長期不在時の安心感を求める場合、電動シャッターは大きな価値を発揮します。

開閉音の静音化

従来の手動シャッターは「ガラガラ」などの大きな開閉音が課題でしたが、電動化によって音の発生を最小限に抑えることができます。モーターの回転によるスムーズな動作で、シャッターの開閉時の騒音が気にならなくなるでしょう。

深夜や早朝の使用でも、近隣や家族への配慮がしやすくなり、より静かで穏やかな生活環境を保つことができます。そのため、シャッター開閉時による音へのストレスを減らしたいなら効果的です。

スマートホームとの連携

最近の電動シャッターはスマート機器との連携に対応しており、スマホや音声操作でシャッターの開閉が可能です。タイマー設定による自動開閉もできるため、防犯対策や生活リズムの自動化に役立ちます。

外出先からでも遠隔操作ができるので、防犯上の不安を軽減できるのも魅力です。暮らしの中にIoT(モノがインターネット経由で通信すること)を取り入れたい方にとって、電動シャッターはその第一歩として最適です。

シャッターをDIYで電動化するデメリット

シャッターをDIYで電動化するデメリット

DIYでシャッターを電動化する方法は費用を抑えやすく魅力的に見えますが、実際には思わぬ落とし穴もあります。施工には専門知識や道具が必要であり、万が一のミスは安全性に関わることもあります。コストとリスクを把握し、慎重に施工可否を判断することが大切です。

初期費用が高額になる可能性がある

DIYでの電動化は、業者に依頼するより安く済むと思われがちですが、すべてのケースでそうとは限りません。電動化キット以外にも、電動ドライバーや配線器具、ブレーカーボックスなどの専用工具を揃える必要があります。

さらに、設置するシャッターの種類やサイズによっては、対応可能な製品が限られ、それだけで高額な商品を選ばなければならないこともあります。結果的に初期費用がかさみ、思ったほど節約にならない可能性もあるため、事前の費用シミュレーションが不可欠です。

DIYによる施工ミスのリスク

DIYでの施工は、自己責任で行える自由さがある一方で、失敗した際のリスクもすべて自分で負わなければなりません。特にモーターの設置や電源の接続を誤ると、シャッターが正常に動作せず事故につながる恐れがあります。

さらに、電動シャッターの配線には電気工事士の資格が必要となり、資格がないまま施工を行うと法的に問題となるケースもあるので気をつけなければなりません。安全性や耐久性を確保するためには、正しい知識と丁寧な作業が求められます。少しでも不安がある場合は、無理をせず専門業者の手を借りる判断も大切です。

電動化DIYの費用の目安

DIYでシャッターを電動化する場合、費用はシャッターの種類や作業範囲によって大きく変わります。必要な機器や工具を揃えるだけでなく、シャッターの状態に応じたパーツの追加も想定しておくと安心です。

窓用シャッターの場合

窓用シャッターのDIY電動化には、おおよそ10万円前後の費用がかかります。これは電動化キットの本体価格が中心で、既存のシャッターが使用可能な状態であることが前提です。取付工賃を省ける分、費用は抑えられますが、作業にはある程度の工具と知識が必要です。

ガレージ用シャッターの場合

ガレージ用シャッターの電動化は窓用よりも高額で、20万円前後が一般的です。シャッター本体が大型で重量もあるため、強力なモーターが必要になり、その分価格も上がります。取付も難易度が高く、安全性を確保するためには慎重な作業が求められます。

工具類

DIYでの電動化作業には、脚立やドライバー、配線モール、ニッパーなどの基本工具が必要です。これらをすべて揃えると、1万円〜2万円程度はかかることが多いです。すでに手持ちの工具があればその分節約できますが、精密な作業を行うには質の良い道具があると安心でしょう。

部材

電動化にはモーターやシャフト以外にも細かな部材が必要です。具体的には配線モールやビス、アンカー、固定金具、モーター用配線カバーなどが挙げられます。これらが電動化キットに含まれていない場合は別途購入が必要で、全体の部材費は3万円程度が相場です。事前に必要な部材を把握しておくことで、作業がスムーズに進みます。

専門業者に依頼する場合の費用の目安

DIYでは不安がある場合は、専門業者への依頼が安心です。電気工事や高所作業が伴うケースでも安全に施工してもらえるため、費用が高くてもメリットは大きいでしょう。シャッターの設置状況や要望に合わせた提案を受けられる点も魅力です。

窓用シャッターの場合

窓シャッターの後付電動化を業者に依頼した場合、1枚あたりの費用はおおよそ15万円〜20万円です。一方で、後付ではなく交換となる場合は、30万円以上の費用がかかります。

既存のシャッターを活用できるかどうかで総額は変動するため、事前の現地確認と見積もりが大切です。設置後の保証やメンテナンスも受けられる点で、コスト以上の安心感があります。

ガレージ用シャッターの場合

ガレージシャッターの電動化を業者に依頼する場合、一般的な相場は40万円〜100万円ほどです。1台用の軽量タイプであれば40万円台から対応可能ですが、2台用やオーバースライダーなど大型・高機能タイプになると100万円を超えるケースもあります。

新規設置と既存シャッターの電動化とでは工事内容が異なり、価格差も大きくなります。業者によって工事費や出張費が異なるため、複数の業者に見積もりを依頼して比較検討することが費用を抑えるポイントです。

DIYでのシャッター電動化における注意点

DIYでのシャッター電動化における注意点

DIYでシャッターを電動化すればコストを抑えられますが、失敗や事故を防ぐために押さえるべき注意点があります。DIYに慣れた方であっても、電気工事や安全対策に関する正しい知識を持った上で臨むことが大切です。

電動化できないシャッターもあることに注意

すべてのシャッターが電動化できるわけではない点に注意が必要です。古いシャッターやシャッターボックスが密閉されているものでは内部にモーターを設置できず、電動化が不可能になるからです。

例えば、そうした古いガレージシャッターでは部品の劣化や構造の問題により後付けの電動ユニットが適合しない場合があります。事前に自身のシャッターが電動化可能かどうかを確認することが大切です。

電気工事士の資格が必要な作業がある

シャッターの電動化に際しては、配線工事が必要な場面があります。これらの作業は専門的な知識と技術を要し、国家資格である電気工事士でなければ行えません。たとえば、電動モーターの電源接続やスイッチの設置には、法律上の資格が求められます。

無資格で工事を行うと、法令違反になるだけでなく、感電や火災といった重大な事故を引き起こすリスクもあるため、必ず資格を持つ専門業者に依頼することが大切です。

作業中の安全確保を徹底する

シャッター電動化をDIYで行う際は、安全対策を最優先に進める必要があります。高所作業や工具の使用時には、事故やケガのリスクが常に伴います。脚立を安定させる、保護具を着用する、作業前に電源を切るといった基本動作を確実に守りましょう。事故を未然に防ぐことで、安全な施工が実現します。

安全装置を設置する

シャッター電動化では安全装置を設置することが不可欠です。モーター駆動のシャッターに障害物検知の自動停止機能がない場合、人や物を挟んで事故につながる恐れがあるからです。

例えば、シャッターの下に障害物を感知すると自動停止・反転する赤外線センサーを取り付ければ、子どもやペットが下敷きになる事故を防ぐことができます。安全装置を取り付ければ電動シャッターを安心して利用できます。

火災報知器を設置する必要がある

シャッターを電動化したら周辺に必ず火災報知器を設置する必要があります。電動シャッターは電気を使うため漏電やモーター過熱による火災リスクがあり、手動式より火災への備えが大切だからです。

例えば、火災報知器をガレージに設置しておけば、モーター部からの発煙をいち早く感知し、迅速な初期消火と避難が可能になります。火災報知器を取り付けて万が一に備えることが大切です。

DIYでシャッターの電動化が難しい場合は専門業者への依頼も検討を

DIYに不安がある、もしくは対応が難しいと感じたときは、無理をせず専門業者への依頼が安心です。電気工事を伴う作業は資格が必要なうえ、取り扱いを誤ると事故や故障の原因にもなります。
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この記事の監修者
監修者
99シャッター技術統括部長
伊勢正彦
<経歴>

独立系シャッター業者に5年勤務後独立し合同会社BUKASを創業。99シャッターというサービスでメーカー問わず数多のシャッター工事に従事。2024年の文化シャッターの部材仕入れ件数で独立系シャッター業者の中でトップに。2025年シャッター業者によるシャッター業者のマッチングサービス「シャッターマッチ」を立ち上げる

<実績>
  • 年間施工実績は個人で300件以上
  • 家庭の窓シャッターから空港の重量シャッターまでメーカー問わずシャッター工事に従事
  • 最近は現場をこなしつつも後進の育成に力を入れている
<保有資格>
  • 防火シャッター・ドア保守点検専門技術者証
  • 第二種電気工事士免状
  • 安全衛生法による技能講習終了証
  • 労働安全衛生法による技能講習終了証
  • 労働安全衛生法による特別教育修了証
  • 消防設備士免状
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