手動シャッターを電動化する方法は?メリットやDIYとの比較・費用相場を紹介

シャッター修理
投稿日2025年5月15日 更新日2025年6月5日
手動シャッターを電動化する方法は?メリットやDIYとの比較・費用相場を紹介

「シャッターの開け閉め、毎日ちょっとした手間なんだよな…」 「もっとラクに操作できたら助かるのに」 そんなふうに感じたことはありませんか?

そんな際に検討したいのが、手動のシャッターをあとから電動化すること。暮らしがぐっと快適になるうえに、使いやすさや安心感もアップしてくれます。しかも、今はさまざまな選択肢があるため、自分に合った方法を見つけやすくなっています。

本記事では、手動シャッターを電動化することで得られるメリットや、知っておきたいポイントをわかりやすくお伝えしていきます。

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手動シャッターを電動化するメリットとは?

手動シャッターを電動化するメリットとは?

日々の暮らしの中で、シャッターの開け閉めが負担に感じる場面は少なくありません。特に毎朝・毎晩となると、そのひと手間が地味にストレスになることもあります。ここでは、電動化することで得られる代表的なメリットをご紹介します。

高齢者や女性でも簡単に開閉できる

シャッターは構造上、ある程度の力をかけないと動かせない場合が多く、毎日の開け閉めに苦労している方もいます。特に高齢者や女性の方にとって、シャッターの開閉は意外と重労働です。

電動化すれば、ボタンやリモコンひとつで開閉が完了するため、力を使う必要がありません。また、早朝や夜間に静かに開閉できるのも大きなメリットです。

誰でも簡単に操作できることで、日常の小さなストレスから解放され、安心して使える環境が整います。

雨の日や寒い朝も外に出ずに開閉できて快適になる

手動シャッターは、開閉のたびに外に出る必要がある場合も多く、雨や雪の日、冬の寒い朝にはその作業が一層つらく感じられます。わざわざ靴を履いて外に出たり、濡れながら操作したりした経験のある方も多いでしょう。

電動化されていれば、室内からリモコン操作で簡単に開閉ができるため、天候や気温に左右されず快適に使用できます。日々の煩わしさが減り、時間的にも心理的にもゆとりのある暮らしにつながります。

防犯性や安全性が向上する

防犯面でも、電動シャッターには利点があります。手動のシャッターはこじ開けられるリスクがあり、不在の際や夜間の安全に不安を感じることもあるでしょう。電動タイプのシャッターは、自動ロックや強化された構造を備えた製品が多く、外部からの侵入を防ぎやすくなっています。

また、一部の製品ではタイマー設定や遠隔操作が可能で、留守中の防犯対策代わりにも効果的です。小さなお子さんやペットがいるご家庭でも、安心して使える操作性が魅力です。

手動シャッターの電動化にかかる費用相場

手動シャッターを電動化する際は、どれくらいの費用がかかるのかを事前に把握しておくことが大切です。費用の目安はおおよそ決まっているものの、使用する製品の仕様や現場の状況によって大きく変わるケースもあります。

ここでは、工事費用の目安や製品価格の内訳、さらに見落とされがちな追加費用の具体例をご紹介します。

工事費用の目安

手動シャッターを電動化する工事には、一般的に15万円〜20万円程度の費用がかかるとされています。この金額には、電動ユニットの取り付け作業、操作スイッチの設置、既設シャッターとの調整作業などが含まれます。

工事の規模はシャッターの大きさや設置場所の構造によって変動し、住宅用の小型シャッターであれば比較的低コストで済みますが、店舗や倉庫などの大型シャッターでは20万円を超えることも少なくありません。

また、天井が高い場所やスペースに制限がある現場では、足場の設置や特殊な器具の使用が必要となり、工賃が高くなる傾向があります。施工前には現場の状況を調査し、工事内容に応じた詳細な見積もりを取ることが大切です。

製品価格・部品代の内訳

電動化に必要な機器には、モーター本体や制御装置、開閉スイッチ、リモコン、配線などが含まれます。これらの製品価格は機能性やメーカーによって異なりますが、一般的には5万円〜15万円程度が相場です。

例えば、基本的な昇降機能のみを備えたシンプルなモーターは比較的安価ですが、防犯機能やタイマー設定、スマートフォンとの連携機能などが加わると価格は上昇します。また、リモコンが複数必要な場合や、操作パネルを屋内外に設置する際には、オプション部品として追加費用が発生するケースもあります。

見積もりの段階で、基本構成に何が含まれているかを確認し、不足している部品やオプションの有無も明確にしておくことがポイントです。

電動化にかかる追加費用(電源工事など)

手動シャッターを電動化する際には、製品代や取り付け工事費のほかに、電源の確保や配線にかかる追加費用が発生する場合があります。既存の建物に電源を引き込む必要がある場合には、電気工事士による施工が必要となり、その費用は1万円〜5万円ほどかかるのが一般的です。

また、屋外に電動シャッターを設置するケースでは、防水処理や漏電対策も必要となり、それに応じた資材費や作業費が上乗せされることもあります。特に古い建物では、ブレーカーの容量不足や電源位置の問題などで追加工事が発生する可能性があるため、事前に現場調査を依頼し、どの範囲までが標準工事に含まれるかを確認しておくと安心です。

DIYと業者依頼の費用・工事内容の違い

DIYと業者依頼の費用・工事内容の違い

シャッターの電動化は、一般的には専門業者に依頼するケースが多いですが、自分で部品を揃えて施工することも可能です。どちらの方法にも特徴があり、費用や手間、仕上がりに違いが生まれます。ここでは、シャッターをDIYで電動化する方法のメリットや注意点を解説します。

DIYのメリットと注意点

DIYによるシャッター電動化の大きな魅力は、やはりコストを抑えられる点です。製品を自分で選び、取り付け作業をすべて自分で行うため、工賃が発生しません。ネット通販などで販売されている簡易的な電動化キットを使えば、6万円程度で切り替えることも可能です。

ただし、取り付けには工具の扱いや電気知識が必要な場面も多く、初心者が一人で行うにはハードルが高めです。特に電源の確保や配線作業は、法律上有資格者しか行えない場合があります。

また、設置不良があると故障や事故の原因になるため、最終的に業者へ修正を依頼することになるケースも少なくありません。費用だけでなく、電動化したいシャッターのタイプやリスク、作業時間も考慮して検討しましょう。

業者に依頼する場合の内容とメリット

業者へ依頼する最大の利点は、工事全体を任せられる安心感にあります。現場調査から製品選定、設置工事、動作確認までを一括で行ってくれるため、作業にかかる手間や時間を大きく削減できます。

また、建物や既存のシャッター構造に合わせて最適な工法を提案してくれる点も魅力です。加えて、電気工事士による安全な配線処理や、防水・防犯対策など専門的なノウハウが必要な作業も確実に対応してもらえます。

費用はDIYに比べると高くなりますが、施工後のトラブルを防ぐための保証がつくことも多く、長期的に見ると安心につながります。完成度の高い仕上がりと信頼性を求めるなら、業者依頼が有力な選択肢でしょう。

どちらを選ぶべきか判断するポイント

DIYか業者依頼かを決める際には、自身のスキルや時間、予算、そして設置場所の状況を総合的に見て判断しましょう。DIYで対応できるのは、比較的小型で設置場所がシンプルなシャッターや、電気工事を伴わない製品に限られます。

一方で、住宅の外構や商業施設のように安全性や耐久性が求められるケースでは、やはり専門業者の技術が不可欠です。また、後から修理が必要になった場合や、不具合が発生した際の対応も視野に入れる必要があります。

費用面の差だけにとらわれず、長期的な使用を見据えて、どちらの選択が適しているかを冷静に比較してみるとよいでしょう。

電動化工事の流れと所要時間の目安

電動化工事の流れと所要時間の目安

シャッターの電動化を業者に依頼する場合、工事は決められた段取りに沿って進められます。あらかじめ業者に依頼した場合の施工までの流れを踏まえておくことで、事前の準備や気を付けるポイントがわかります。

見積もりから工事完了までの流れ

最初に行われるのは現地調査です。業者が設置環境を確認し、適合する製品や工事方法を検討・提案します。提案された見積もり内容を確認して問題がなければ発注、施工に向けた準備を始めます。

製品が取り寄せ品である場合、注文から納品までに1〜2週間かかることもあります。工事日は施主のスケジュールと業者側の空き状況を調整して決定され、当日は本体取り付け、電源接続、動作確認までを一貫して行います。設置後には簡単な使用説明が行われることが多く、これで全工程が終了となります。

製品にもよりますが、相談から工事完了までには1〜3週間程度かかるのが一般的なスケジュールです。

工事にかかる平均的な作業時間

電動化工事そのものにかかる時間は、既存のシャッターの状態や設置場所の条件によって変動しますが、一般的な住宅用のシャッターであれば半日から1日程度で完了するケースがほとんどです。

作業は、既存の手動シャッターにモーターを取り付け、配線を引いて電源に接続し、動作確認をする流れで進みます。電源の位置が近い場合や配線工事が不要な簡易型の場合、作業は2〜3時間で終わることも多いです。

一方、電気工事を伴う場合や、複数箇所の設置を同時に行う場合には、丸一日以上かかることもあります。こうした事情を踏まえ、事前の打ち合わせの際におおよその作業時間を確認しておくと、当日の対応がスムーズです。

電動化の際に注意すべきポイント

手動シャッターの電動化を考える際には、施工の可否やその後の維持費、依頼先の選定など、見落とすとトラブルのもとになるポイントがいくつか潜んでいます。スムーズに電動化を進め、長く快適に使っていくためにも、工事の前に知っておくべき注意点を整理しておきましょう。

電動化できるシャッターか事前確認する

すべてのシャッターが電動化に対応しているわけではありません。製品の構造や設置状況によっては、モーターの取り付けが困難な場合があります。

たとえば古い型のシャッターや、軽量で巻き取り構造が特殊なものなどは、電動化が難しいケースに該当します。外見上は似ていても内部の設計が異なるため、素人判断では判断しづらいのが実情です。

また、シャッター周辺にモーターや制御機器を設置するスペースが確保できるかも確認しなければなりません。そのため、電動化を検討する段階で、まずは業者に現地調査を依頼し、設置可能かどうかを見極めてもらうのが現実的な進め方となります。

工事後のメンテナンス費用を考えておく

電動シャッターは快適な操作性が魅力ですが、電気機器を使っている以上、経年劣化や不具合が発生する可能性も否定できません。使用頻度や環境によって異なるものの、数年に一度は部品の交換や点検が必要になることもあります。

特にモーター部分や制御ユニットは、使用環境によって負担がかかりやすく、故障の際の修理費用も無視できない水準です。あらかじめ予算にメンテナンス費用を含めておくと、突発的な出費にも慌てずに対応しやすくなります。

製品保証の有無や、アフターサービスの内容も事前に業者に確認しておくと、後々の安心につながるでしょう。

信頼できる業者を選ぶ

シャッターの電動化は、住宅設備の中でも比較的専門性の高い工事になります。取り付け後の安全性や耐久性にも大きく関わるため、信頼できる業者を選ぶことが何よりも大切です。価格だけで判断するのではなく、施工実績や口コミ、対応の丁寧さなどを総合的に見て業者を選定しましょう。

また、見積もりの際に明細を丁寧に説明してくれるかどうかも、業者の信頼性を測るポイントになります。アフターサービスの体制が整っている業者であれば、トラブルの際の対応もスムーズに進みやすいです。工事後に後悔しないためにも、事前に複数社から情報を集めて比較検討しておくことが望まれます。

手動シャッターの電動化は業者に相談しよう

手動シャッターの電動化には、開閉の負担軽減や防犯性向上など多くのメリットがありますが、確実な施工には専門業者への依頼が安心です。DIYでは対応できない電源工事やメンテナンスの質も、プロに任せれば安心。費用面でも、相見積もりや保証が充実している業者を選ぶことで、納得のいく電動化が可能になります。
シャッターメンテナンス大阪では、メーカー品質の修理・電動化を業界最安値でご提供中です。最短30分で現場到着、見積もり無料です。シャッターに関するお悩みは、ぜひお気軽にお問い合わせください。

この記事の監修者
監修者
99シャッター技術統括部長
伊勢正彦
<経歴>

独立系シャッター業者に5年勤務後独立し合同会社BUKASを創業。99シャッターというサービスでメーカー問わず数多のシャッター工事に従事。2024年の文化シャッターの部材仕入れ件数で独立系シャッター業者の中でトップに。2025年シャッター業者によるシャッター業者のマッチングサービス「シャッターマッチ」を立ち上げる

<実績>
  • 年間施工実績は個人で300件以上
  • 家庭の窓シャッターから空港の重量シャッターまでメーカー問わずシャッター工事に従事
  • 最近は現場をこなしつつも後進の育成に力を入れている
<保有資格>
  • 防火シャッター・ドア保守点検専門技術者証
  • 第二種電気工事士免状
  • 安全衛生法による技能講習終了証
  • 労働安全衛生法による技能講習終了証
  • 労働安全衛生法による特別教育修了証
  • 消防設備士免状
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